8/17(土)公開の映画「立候補」を観てからというもの、
夜な夜な、Youtubeでこんな映像ばかり見ています。
まあ…むちゃくちゃなんですけど。
この方が都知事になったら困るんでしょうけど。
しかしこの映画、
マック赤坂さんを見て笑って楽しむ、
というだけの作品ではまったくないのです。
マック赤坂さんのパフォーマンス、むちゃくちゃに見える街頭演説。
しかし、作品を観ているうちに…
なんということでしょう。
マック赤坂さんを笑ってみていたはずの自分だって、
むしろ、マック赤坂さん側だということに気付いてしまうんですよ。
というか、自分がもし立候補したとしても、
マック赤坂さんにすら(失礼)、なれないことが判ってしまうのです。
「あなたはまだ、負けてすらいない」
見終わったあと、このコピーが、けっこう効いてきます。
「敗者の美学」とか「負けても戦う意味がある」って話でもないし、
「立候補した人がえらい」って話でもないと思います。
事に当たるとき、自分がプレイヤーになったつもりでいられるか。
勝ちも負けもない、傍観者になってしまっていないか?
と考えてしまう作品でした。
ちょっと仕事が落ち着いた感じのある、30代くらいの方(私ですが)が観ると、
とっても元気が出る作品だと思います。
小林